「富士市新環境クリーンセンター」は、富士市内の家庭や事業所から排出される一般廃棄物を効率的かつ適正に処理するだけでなく、
「安全と安心を約束する資源循環パーク」を基本理念として富士市の循環型社会形成及び低炭素社会形成に向けて中心的な役割と機能を有する施設です。
富士市新環境クリーンセンター
富士市新環境クリーンセンターは、工場棟、資源回収棟、循環啓発棟から成り立っており、ごみを適正に処理するだけでなく、温浴施設・環境学習機能を備えた総合的な施設となっております。
工場棟の焼却施設では、家庭や事業所から排出される燃えるごみを焼却し、焼却の際に発生する熱を使って高効率発電を行い、施設内の消費電力を賄うとともに余剰電気を売却しております。併せて循環啓発棟の余熱利用体験施設「ふじかぐやの湯」にも給湯熱源として熱を供給しております。さらに剪定枝の破砕設備では、処理後のチップなどは地域住民へ無償提供しております。
資源回収棟では、集められたびん・かん・ペットボトル等の各種資源化物を適切に選別・保管し、リサイクルを積極的に推進しております。
施設概要
施設名称 | 富士市新環境クリーンセンター |
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所在地 | 〒417-0801 静岡県富士市大淵676番地 |
敷地面積 | 約75,000m2 |
ごみ処理施設 | 焼却能力 250t/日(125t/24H×2基) 炉型式 全連続燃焼式ストーカ炉方式 破砕能力 2.72t/5h(平均) |
発電出力 | 6,800kW |
竣工 | 2020年9月 |
本稼働 | 2020年10月 |
設計・施工 | 川重・石井・井出特定共同企業体 |
運営管理 | 川重・シンキ特定共同企業体 |
施設の特徴
安心で安全な環境にやさしい施設
- 運転の自動化、燃焼温度の連続監視により、適正な運転を行います。
- 低空気比高温燃焼が可能なストーカ式並行流焼却炉の採用や、焼却炉から発生する 排ガスに対して、集じん装置(バグフィルタ)や触媒脱硝装置等の設置、排ガス再循環システムの導入により、万全な大気汚染防止対策を施すことで、環境負荷低減を実現します。
- 高効率な廃棄物(バイオマス)発電により施設内の消費電力を賄うとともに、余剰電力を売電することで、 温室効果ガス(CO₂)排出量削減に貢献します。
- 景観は、周辺の自然環境との調和を重視したデザインコンセプトとし、施設の外観を景観に調和するよう工夫しています。
- 家庭の庭木等を剪定したときに出る枝葉は、2段階の工程で細かくして土壌の改良材等として市民の皆様にご利用いただいています。
ごみ処理施設、リサイクル施設、管理・啓発棟についての詳細は、パンフレットをご確認ください。
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