循環型の社会とは、限りある資源を大切に活用し、またリサイクルなどをしながら、利用し続けていく社会のことを言います。
資源には、水や森、土や鉱物などの天然の資源と、ペットボトルや紙類などを再生して利用をする再生資源があります。
天然資源は、何も考えずにどんどん使い続けてしまうと、なくなってしまいます。これを枯渇すると言います。
枯渇しないようにするためには、使う量を減らしたり、急激にたくさん使わないようにしたりといったことが必要です。
そのためには、ものを大切にし、ごみを減らす3Rに取り組むことや、正しくリサイクルできるように分別に取り組むことなどが大切です。
富士市内の主に家庭や事業所から発生するごみや資源のゆくえを見てみましょう!
新環境クリーンセンターでは、可燃ごみ、し尿・下水汚泥の焼却、剪定枝の破砕を行うほか、市民の皆さまが
持ち込んだ資源物や埋め立てごみの一時保管を行っています。
さらにごみを焼却したときの灰はリサイクルをしています。
また、修理できる家具などをゆずっていただき、ふじさんエコトピアで修理・再生を行っています。
富士市新環境クリーンセンターの燃やすごみの処理のながれを見てみましょう。
ごみを燃やすだけでなく、熱を利用したり、排ガスをきれいにするなど、さまざまな工夫が行われています。
新環境クリーンセンターでは、燃えるごみを安全・安心・安定的に燃やして処理をしています。
ごみを燃やす流れを見てみましょう。
それぞれ、いろいろな角度から設備を撮影した画像や臨場感のある動画も見ることができるので、再生ボタンをクリックしてみましょう!














ごみは850℃以上の高温で燃やしています。
ごみを燃やすときの熱は効率よく利用しています。熱利用のながれを見てみましょう。
それぞれ、いろいろな角度から設備を撮影した画像や臨場感のある動画も見ることができるので、再生ボタンをクリックしてみましょう!
ごみを燃やすと排ガスが発生します。
排ガスには、有害な物質が含まれているため、排ガス処理設備できれいにします。
排ガス処理のながれを見てみましょう。
それぞれ、いろいろな角度から設備を撮影した画像や臨場感のある動画も見ることができるので、再生ボタンをクリックしてみましょう!





冬の気温が低い日は、煙突から白い煙のようなものが出ているのが見えることがあります。
これは、煙ではなく排ガス中に含まれる水分が冷やされて水蒸気になって白く見えているものです。
新環境クリーンセンターには、白煙防止装置という高温の空気を排ガスに吹き込み水蒸気を見えにくくする装置があるため、通常は、煙突からだされる排ガスは見えません。
富士市新環境クリーンセンターの燃やすごみの処理のながれを見てみましょう。
ごみを燃やすだけでなく、熱を利用したり、排ガスをきれいにするなど、さまざまな工夫が行われています。
集まってくるのですか? A 多い日は350トン以上
可燃ごみの収集がある日は、多い日で350トン以上のごみが集まってくる日もあります。
ごみ収集車は、施設と集積所を何度も行き来してごみを集めて運んできます。
くさいですか?
また、くさい臭いは外に
もれないのですか? A くさい空気が外にもれるのを
防いでいます
ごみピットのなかはとてもくさいです。くさい臭いは、吸い取ってごみを燃やすときの空気として利用しています。
また、くさい空気を吸い取ることで、ごみピットのなかの気圧が、外よりも低くなり、プラットホームの扉が開いても臭いが外にもれにくくなっています。
さらに、プラットホームの入口と出口にはエアカーテンが設置され、シートシャッターが開くときはエアカーテンが自動的に運転され、臭いが外にもれないようになっています。
Q ごみピットはどのくらい
大きいですか?
A 深さは23メートルあります
一番深いところは深さ23メートルあります。
また、奥行きは約29メートル、幅は約17メートルあり、富士市内のごみ10日分を溜めておくことができます。
また、危険なごみによる事故が
起こることはありますか? A 危険なごみもあります。
分別に協力をしてくださいね。
危険なごみはおもにつぎのものがあります。
皆さんも家庭での分別に協力をしてくださいね。
①リチウムイオン電池
リチウムイオン電池は、小型でたくさんの電気をためておくことができる便利な電池です。
携帯電話やゲーム機など、小型の電気製品には良く使われています。
便利な電池ですが、電池に圧力がかかったり、割れたりすると、発火することがあります。
たとえば、ごみ収集車のなかで発火してしまうと、車が火事になってしまいます。
分別のときに気を付けてくださいね!
②ガスが入ったままのスプレー缶・ライター
そのまま可燃ごみに間違って出すと、収集車の中で発火して火事になることがあります。
ごみピットに入ってしまうとごみピットの中で火災が発生する危険があります。
分別に協力してね。
③サイズが守られていないもの
大きいまま、間違って焼却炉に入ってしまうと、途中でひっかかってしまうことがあります。
書かれている大きさは守ってくださいね。
④金属などの燃えないごみ
これまで金属を含む座椅子やパイプ椅子、針金などが混ざっていたことがあります。
このような燃えないごみを、燃えるごみと一緒に焼却炉に入れて燃やすと処理の途中で機械に引っかかるなどして安定した運転ができなくなります。
何を使うのですか? A ごみを燃やすときには、
基本的には燃料は使いません
ごみを燃やすときには、基本的には燃料は使いません。
焼却炉を立ち上げる時(ごみを燃やしはじめるとき)に、灯油を使って焼却炉のなかの温度を上げます。
そこにごみを投入すると、ごみは燃えはじめます。燃え始めるとごみそのものが燃料となって燃え続けることができます。
休憩はあるのですか? A もちろん休憩時間はあります
もちろん運転の担当者は休憩をとっています。
通常は、昼・夜の2交代制で業務を行っており、勤務中は食事の時間など、休憩時間があります。
運転の担当者は、適切な体制で安全なごみ処理を日々行っています。
何に再生されるのですか? A 舗装材や建物をつくるときの
材料になることが多いです
灰は、舗装材や建物をつくるときの材料になることが多いです。こういった製品を建設資材と言います。
富士市新環境クリーンセンターでは、一般の方にもご参加いただける工場見学を実施しています。
工場見学の受付と案内は循環啓発棟 ふじさんエコトピアで行っています。
お問い合わせ先等は以下のとおりです。
皆さまのお越しをお待ちしています。
(工場見学に関するお問い合わせ)
循環啓発棟 ふじさんエコトピア
TEL. 0545-30-6166
FAX. 0545-30-8756
受付時間:午前9時から午後5時まで
*休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)および年末年始
点検等で焼却炉を停止するときも休館となります。
ふじさんエコトピア ホームページ
https://sinkankyocleancenter.com/ecotopia/